【HAARPモニター観察】2026年1月下旬、久々の575nTの地震電磁波が登場!関東周辺が要注意か?
2026年 01月 20日
今朝早く太陽風の乱れが到来しました。速度は1100km/秒に高まり、磁気圏の激しい活動が発生しています。
担当 篠原
昨日未明、19日2時半(世界時18日17時半)のX1.9大規模フレアの
CME(コロナ質量放出)による太陽風の乱れが、
今朝早く、20日4時(世界時19日19時)頃にやって来ました。
フレアの発生から1日と2時間での到来となっています。
ここまで早くやって来るとは思っていなかったので、とても驚いています。
ACE衛星の太陽風データは、速度の値が少し前からおかしくなっていて、
乱れの到来の頃は速度が分からなくなっています。
磁場強度を見ると、7nTから、瞬間的に90nTの変化が見えていますが、
全体としては、2時間ほどかけて90nTへ強まっています。
速度は途中からですが、1100klm/秒というものすごい値で始まっています。
この速度の高まりは、SOHO衛星でも同様の値が記録されています。
こちらでは、乱れの到来直後に800km/秒へ高まり、
その後、1000km/秒に達しています。
茨城県の地磁気観測所の磁場データでは、
太陽風の強まりによる磁場の急な強まりが、
20日4時20分(世界時19日19時20分)頃に観測されました。
掲載の図だけではよく分かりませんが、かなり大きい変化になっています。
太陽風磁場の南北成分は、乱れの最初は南向きに強まり、
-50nTという激しい値も記録しています。
速度の高まりも重なって、磁気圏の活動は激しくなり、
AE指数はグラフの枠を大きく飛び出す変化になっています。
また、Dst指数は -119nTまで下がっていて、
磁気嵐が発生しています。
この様に、初めは磁気圏も大きく乱れたのですが、
乱れの到来から2時間ほどで太陽風磁場が北向きに切り替わり、
南北成分は +70nTに変化します。
磁場が北向きになったため磁気圏へのエネルギーの流れ込みは減少して、
磁気圏の活動は規模が下がっている様です。
AE指数は、グラフの終わり頃では変化が小さくなっています。
Dst指数も、短い時間で -100nTへ下がっていますが、
以降は変化が止まっています。
現在の太陽風は、速度は900km/秒、磁場強度は40nTと
どちらも大きく高まった状態です。
磁場の南北成分は、+70nTに達した後はゆっくりと下がり続けていて、
現在は0nTに近づいています。
南北成分はこのまま変化が続いて南向きに切り替わるかもしれません。
これにより、磁気圏の活動は再び強まる可能性があります。
引き続き注目して下さい。
静止衛星であるGOES衛星の磁場の南北成分の観測では、
強い南向き磁場を伴った高速太陽風の到来により、磁気圏の広がりが小さくなって、
通常は磁気圏の中にいる静止衛星が、磁気圏の外側に出てしまって、
太陽風の南向きの磁場を観測する現象が発生しています。
3枚目の図を見ると、赤線(GOES-19)と青線(GOES-18)の両方のデータが
3時間ほどマイナス側に変化しています。
大きい南向き磁場を持った太陽風がやって来た時に注目する変化です。
SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、

コロナホールは太陽の西側(右側)にだいぶ進んでいて、
この広がりの影響が地球にやって来ていると思われます。
今回のCMEによる太陽風の乱れには、
コロナホールから噴き出している高速太陽風が重なって、
より激しい乱れになったのかもしれません。
太陽は、中心部南東側(左下)の4345黒点群で
M1.1の中規模フレアが発生しています。
SDO衛星の可視光写真は更新が止まっているので、
今日は掲載していません。
X1.9の大規模フレアの発生に関係して、
太陽放射線(非常に高速の陽子)が増加しています。
(最後にグラフを掲載しています)
その影響で、SOHO衛星LASCO C2とC3の画像に
白いノイズが目立つ様になっています。
この見え方からsnow storm (吹雪)とも言われるのですが、
高エネルギー陽子のグラフに沿って、ノイズが増減する様子をご覧ください。
また、昨日動画を掲載したGOES衛星CCOR-1では、
その後、新月が画面を横切る様子が観測されています。
昨日の続きの動画を掲載します。
































